ビジョン

ビジョン

器の中に、宇宙がある──
「ようへん」という名前に込めた想い

「器の中に宇宙が見える」。
奇跡のような虹彩を放つ「曜変天目(ようへんてんもく)」という器が存在します。

小さな茶碗の中に、まるで夕暮れ終わりの空のような深い藍色。
光を当てると、そこに大小さまざまな斑紋が浮かび上がり、
一点として同じもののない、奇跡のような輝きが現れるのです。

コミュニケーションが苦手な子どもは、表面には見えにくくとも、その奥には無限の可能性と美しい輝きを持っています。
そんな彩り豊かな輝きを、一人ひとりが解き放つことができる「器(うつわ)」のようなプラットフォームでありたい。
そんな想いを込めて、「ようへん」という名称にしました。

2030年のビジョン──
「コミュニケーションに困難を抱える人々が、ともに学び、生き生きと自己表現できるプラットフォーム」へ

現在、ようへんはまだ小さなフリースクールです。
でも、私たちはここから、日本で初めての「関係性支援に特化した学びのプラットフォーム」を創りたいと考えています。

2030年までに──

コミュニケーションが苦手な1万人の子ども・若者・大人がそれぞれのペースで関わり、学び合い、支え合えるプラットフォームを築く。

そのために、私たちは教室だけでなく、
オンライン、家庭、地域、そして社会の中にまで「ようへんの灯り」を広げていきます。

私たちが目指す未来

「話せない」「人がこわい」「自分なんて…」
そんな思いを抱えている子どもたちの中に、
それでもどこかで、「誰かとつながりたい」という願いがあると、私は信じています。

ようへんは、そんな子どもたちとともに伴走していきます。

話せる・話せない、できる・できないにかかわらず、
誰もが「人とつながる喜びを感じられる相互関係」の中で育っていける社会を、私たちは本気で目指しています。

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